ある程度の長さ
「朗読」という文字をネットで目にして興味を持った本。「ダイエット」というのは釣り文句に近いんだろうなと思うものの、朗読することが心身にとって気持ちのいいことは実際に感じているので、それが「言葉」で説明されていることを期待して読んだ探索四十課程。
最初に男性ふたりのダイエット体験があり、その後ほぼ思っている通りの内容(朗読の効能?)が簡潔に説明され、後半にはいくつか朗読のテキストが載っている。たとえば「外郎売」これ、読んでみたけど難しいね。
人に届くような声を出すには腹式呼吸をしなければならないし、姿勢よく立つことも必須だ。体全体を楽器のようにして声帯を震わせ声を外に出す。「体内にエッフェル塔を立てる」と筆者のドリアン助川さんは表現しているが、どっしりとした土台を意識することで体幹が鍛えられる(ような気がする touch screen)。
ある程度の長さの朗読をすると、やってみれば分かると思うけれど、結構エネルギーを使うものだ。さらに発表するという目標があれば、モチベーションも上がる。それが「ダイエット」に繋がるのはありだろうけれど、あくまでも副産物。ダイエットのみが目的で朗読しても、朗読そのものが好きじゃなかったら効果ないんじゃないかなと思う。
自分で読んで(演じて)それを自分の耳で聴く。それは自分の声だけど自分以外の人の言葉だ。黙読が主の読書とはまた違う楽しさなんだなあこれが。朗読教室に出会ったことは今年の大きな収穫だ iphone skin。
今日の地震は久しぶりに怖かった。最初のズン!から長い時間かけて揺れが大きくなり、3.11を思い出した。
キャスリン・ストケットの「ヘルプ心がつなぐストーリー」上巻を読み終わり下巻に入る。面白い。話に引き込まれてどんどん読んでいるのは久しぶり。読み終えたらDVDも是非観たい。